南部鉄器の老舗ブランド「岩鋳」(明治35年創業)のフライパンその名も「オムレット」
オムレツとスキレットを組み合わせた造語がその名の由来なのです。
オムレットのよいところといえば、やはりその形状にあり! ↑の写真のとおり、フライパンの先端が
せり上がっているので、オムレツのかたちがとっても整えやすくなっています。また、南部鉄器は油なじみが
良いため、オムレツはもちろん、ハンバーグや餃子なども、ジューシーに仕上げる焼き料理にもオススメ。
● 蓄熱性の高い南部鉄器のため、ムラなく表面全体に熱が通ります。形が作れる程度に |
南部鉄器(鉄鋳物)の特徴
■ 貧血予防に効果あり(鉄分補給)
南部鉄器(鉄鋳物)は調理の際、イオンの形で少しずつ鉄分が溶出しています。
イオン状態の鉄分が人体によく吸収されるため、大変身体によいのです。
1日に必要な鉄分量は、成人男性で1ミリグラム、成人女性で2ミリグラムです。
血液が赤いのは赤血球に鉄分が含まれているからですが、
鉄分が不足すると赤血球がうまく動かず、細胞の働きが低下します。
特に妊婦さんやお子さんには、積極的な鉄分の摂取が必要と言われています。
(一部内面をホーロー加工してある急須などは、この効果は得られません)
■ 冷めにくい
南部鉄器の鍋は、いったんため込んだ熱を簡単には逃さない特製を持っています。
南部鉄器の鍋はアルミの鍋に比べ、約1.5倍の冷めにくい特性を持っています。
■ 温度むらになりにくい
加熱の際も南部鉄器はムラなく温度が上がりますので、部分的に食材が焦げ付くことがありません。
また、揚げ物をする時に、油に温度差ができにくいため、食材全体がからっと美味しく揚がります。
■ 焦げ付きにくい
先に挙げた温度ムラになりにくい特性と合わせ、南部鉄器の表面は細かい凹凸で覆われているため、
焦げ付きにくい特製があります。
この細かい凹凸は、鋳鉄の砂目が写し取られたもので、調理の際この表面に油が染み込み、
更に加熱された空気が入り込むことによって焦げ付きを防いでいるのです。
■ 錆びにくい
南部鉄器には、炭素が多く含まれているので、表面が錆びても、その錆が内部まで浸食しにくいという
特徴があります。
道路に設置されているマンホールの蓋は鉄鋳物ですから。雨ざらしなのに、ほとんど錆びていませんよね。
■ 重い=安定感
南部鉄器製品は、その構造から他の素材に比べて厚手になります。そのため、大変重く感じる事と思います。
しかし、高温の油や鍋物が煮えている鍋がひっくり返ったら、大変です。
南部鉄器は重量が逆に安定感となります。
■ あらゆる熱源に対応
南部鉄器は、IH(200V)・シーズヒーター・ハロゲンヒーター・エンクロヒーター・
ラジエントヒーター・ガスコンロなど、熱源を選びません。
(多層鋼ステンレスやアルミの鍋は、使えない熱源があります)